小右記
(しょうゆうき)






小野宮右大臣藤原実資の日記。全六一巻。野府記ともいう。
小野宮の「小」と右大臣の「右」で『小右記』、といわれる。

藤原道長・頼通の全盛時代社会や政治、宮廷の儀式、故実などを詳細に記録してあり、それを知るうえで大変重要な史料である。

この世をば我が世とぞ思ふ 望月の欠けたることのなしと思へば

という藤原道長がよんだ有名な歌は道長の日記御堂関白記』には登場せず、この『小右記』にでてくる。
実資は道長に批判的だったことでよく知られる。実資は、道長にこの歌の返歌をしろといわれ、

御歌優美なり 酬答するに方なし 満座只だ此の御歌を誦すべし

とへりくだりながらも、道長の歌に和することを拒んだ

右の写真は小右記の江戸時代の写本の一部
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978年(天元1)(現存本文は982年)〜1032年(長元5)。藤原道長のはとこ、小野宮右大臣藤原実資が書いた。

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制作日:2005年3月16日 製作者:朝明
更新日:2005年3月27日

 

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