渡辺綱
(わたなべのつな)







953〜1025(2月15日、73歳)

平安中期の武将。源氏の一族で本名は源綱。坂田公時、平貞道、卜部季武とならんで源頼光の四天王と称された。

大江山の酒呑童子退治や羅生門の茨城童子の腕を切り落とした逸話で有名。美男子だったことでも有名である。


  • 羅城門で・・・

    源頼光が四天王の渡辺綱・坂田金時・碓井貞光・卜部季武と飲んでいた時、近頃羅城門に出没する鬼の話になった。そして、一人ずつ羅城門へ行って肝試しをすることになった。
    渡辺綱の番になり羅城門に行って証拠の金札を立てて帰ろうとしたが、途中の一条戻り橋で突然兜を何者かにつかまれた。綱が刀(=源氏の名刀髭切りの太刀)を抜いて斬り掛かると相手は逃げていったが、兜をつかんだままの鬼 (=茨城童子という鬼)の腕だけが落ちていた。

    茨城童子が逃げる際に「七日後に腕を取り返しに来る」と言ったので綱は箱に鬼の腕を封印した。
    7日後、綱の乳母が現れ「鬼の腕を見せてほしい」と言ってきた。綱は鬼の腕を乳母に見せると、乳母の姿は茨城童子の姿に変り腕を持って綱の前を去ってしまった。
     

  • 一条戻り橋で・・・ (『平家物語・剣巻』)

    一条戻り橋で見知らぬ美しい女性に「暗夜が怖いから家まで送って欲しい」と頼まれたので、馬に乗せた。するとその女はたちまち鬼と化してしまった。渡辺綱はその鬼の右腕を切り落とした。鬼は愛宕山に逃げ帰ったが腕が残り、処置にこまった。そこで安倍晴明に相談した。

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制作日:2005年3月10日 製作者:朝明
更新日:2005年3月10日

 

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